祖父母に、あと何回会えるか
お盆と正月。年に2回の帰省で祖父母に会う人は多いのではないでしょうか。
祖父母が80歳で、90歳まで元気でいてくれるとします。残り10年。年に2回会うなら、あと20回です。
20回。その数字を、どう感じますか。

会える回数の現実
「親に会える残り回数」を計算するサービス「See Your Folks」は、WHOの平均寿命データと帰省頻度から残り回数を算出し、世界中で話題になりました。
祖父母の場合、親よりもさらに残り回数は少なくなります。
祖父母が80歳の場合
| 帰省頻度 | 90歳まで | 95歳まで | |---------|---------|---------| | 年1回 | 残り10回 | 残り15回 | | 年2回 | 残り20回 | 残り30回 | | 年3回 | 残り30回 | 残り45回 | | 月1回 | 残り120回 | 残り180回 |
祖父母が85歳の場合
| 帰省頻度 | 90歳まで | 95歳まで | |---------|---------|---------| | 年1回 | 残り5回 | 残り10回 | | 年2回 | 残り10回 | 残り20回 | | 年3回 | 残り15回 | 残り30回 |
残り5回。両手で数えられる回数です。
祖父母が元気なうちにしかできないこと
祖父母と過ごす時間には、今しかできないことがたくさんあります。
聞いておきたいこと
- 戦後の話——教科書には載っていない、生きた歴史
- 家族のルーツ——自分の名前の由来、家族の出身地
- 若い頃の恋愛話——祖父母にも青春があった
- 昔の遊び——スマホがない時代の子ども時代
- おばあちゃんの味——レシピを聞いておかないと、永遠に失われる
一緒にやりたいこと
- 写真を撮る——3世代、4世代の写真は撮れるうちに
- 一緒に料理を作る——おばあちゃんの味を、手で覚える
- 散歩に行く——近所を一緒に歩くだけでいい
- 昔のアルバムを見る——知らなかった家族の姿に出会える
- 手紙を書く——直接言えないことも、手紙なら伝えられる

帰省しなくてもできること
遠くに住んでいて、なかなか帰省できない人もいるでしょう。でも、会うことだけが全てではありません。
ビデオ通話をする
スマホやタブレットを使えば、顔を見ながら話せます。祖父母世代はLINEのビデオ通話を使える人も増えています。月に1回、10分でいいのです。
操作が難しければ、親にタブレットをセットアップしてもらうのも手です。孫の顔が見られるなら、祖父母も喜んで覚えてくれます。
手紙・はがきを送る
デジタル全盛の時代だからこそ、手書きの手紙は特別です。
長い文章は必要ありません。
- 「元気にしてる?こっちは暑いよ」
- 「来月帰るね。楽しみにしてて」
- 「おばあちゃんのカレー、また食べたいな」
1行で十分です。届いた手紙を、祖父母は何度も読み返します。
孫の写真を定期的に送る
孫がいる場合、写真を送ることは最高のプレゼントです。フォトブックサービスを使えば、毎月自動で写真集を届けることもできます。
帰省したときに意識すること
限られた帰省の機会を、より良い時間にするために。
スマホを置く
祖父母の家にいる間は、スマホを別の部屋に置くことを試してみてください。目の前の会話に集中するだけで、同じ時間でも密度がまったく違います。
同じ話を楽しむ
祖父母は同じ話を何度もするかもしれません。でも、その話ができること自体が幸せなのです。次に聞ける保証はありません。
「ありがとう」と「また来るね」
帰り際に、この2つの言葉を必ず伝えてください。祖父母にとって、次の楽しみができることが何よりの元気の源になります。
残り回数を、増やす方法
残り回数を増やす方法は、シンプルです。
- 帰省の回数を増やす——年2回を3回に。連休を使えば意外と行ける
- 近くに住んでいるなら、月1回顔を出す——30分でいい
- 旅行に誘う——近場の温泉でいい。祖父母は孫との旅行を一生の思い出にする
- イベントを作る——誕生日、敬老の日、何でもない日の食事会
今日、連絡してみる
Nokori.で残りの回数を計算してみてください。
数字を見た後、祖父母に電話してみてください。「元気?」のひと言で十分です。
残り20回が、残り21回になるかもしれません。その1回の価値は、計り知れません。